キャンプの醍醐味として、多くの人が楽しみにしているもののひとつである「キャンプ料理」。キャンプに行こうと考えている人のなかには、どのようなメニューがおすすめなのか気になることも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、キャンプ料理のメニューで悩んでいる人に向けて、種類やレシピ、注意点について詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたにおすすめのキャンプ料理が見つかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
キャンプ料理を楽しむ前に確認したい注意点
キャンプは料理も含めて楽しいものです。ただしキャンプ料理を作る前に、いくつか確認していただきたいポイントがあります。どのポイントもキャンプを楽しむために重要なので、必ず目を通しておいてくださいね。
同行者にアレルギー持ちがいないか確認する
キャンプの同行者にアレルギー持ちがいないか、必ず確認しておきましょう。
キャンプ料理によっては、アナフィラキシーショックなどアレルギー症状を起こしてしまう可能性があります。最悪の場合、命を落としてしまうことも考えられるでしょう。
そのような事態が起きてしまうと、せっかくの楽しいキャンプが悲しい思い出となってしまい、台無しです。キャンプを楽しむためにも、食材を調達する人はアレルギー持ちがいないか事前に確認や注意をしておきましょう。
ガス缶の保管方法に注意する
キャンプ料理のメニューによっては、ガス缶を使用することもあるはずです。ガス缶は、保管方法によっては爆発してしまう可能性があるので十分注意しましょう。
ガス缶は基本的に、直射日光が当たらなければ問題ありません。しかし、キャンプでは思わぬ事故が発生することもあります。ガス缶の注意書きとして記載されているように「40°C以上の場所」では使用しないようにしましょう。
またバーベキューなどで火を使う場合は、徐々に高温になることが予測できます。爆発のリスクを避けるためにも、高温になりそうな場所へできるかぎり近づけないようにしましょう。
<危険な保管方法>
・直射日光が当たる場所
・40°C以上の場所
・温度が高くなりそうな場所
では、安全に保管できる場所はどこでしょうか。基本的には危険な場所と相反するところであれば安全に保管できます。つまり、高温ではない場所、もしくは高温にならない場所に保管しておけば問題ないでしょう。
<おすすめの保管・移動方法>
・直射日光が当たらない場所
・40°C以下の場所
・温度が高くなりづらい場所
ガス缶のほかにも、ライターやリチウムイオンパッテリーなどでも爆発の危険性があります。爆発する可能性があるものを取り扱う際は、保管方法を十分注意しましょう。
締め切ったテント内で料理を絶対しない
締め切ったテント内でキャンプ料理を行うことも絶対にやめましょう。密閉された空間で火を使った調理などを行うと、一酸化炭素中毒や火災につながる恐れがあります。
誰かが体調を崩してから対処したとしても、楽しかったキャンプは戻ってきません。キャンプは外で料理が楽しめるのも醍醐味のひとつです。天候などの都合もあるとは思いますが、せっかくキャンプに行くならアウトドア環境でキャンプ料理を目一杯楽しみましょう。
【目的別】おすすめのキャンプ料理はこれだ!
ここからは、目的別に分けておすすめのキャンプ料理をご紹介していきます。レシピはもちろんのこと、必要な道具と材料についても挙げているので、自分の目的にあわせて参考にしてくださいね。
王道を求める人向け|おすすめキャンプ料理3選
まずは王道を求める人に向けて、万人受けするキャンプ料理を3種類ご紹介します。
カレーライス
日本人ならみんな知っているといっても過言ではない「カレーライス」。市販のカレールウを使用して簡単に作れる、キャンプでも定番料理のひとつです。カレーライスは子ども・大人ともに人気が高い料理なので、みんなでワイワイ楽しみながら食事を味わえるでしょう。
必要な道具
・ピーラー
・包丁
・ヘラ
・おたま
・菜箸
・皿
・フライパン
材料(8人前)
・豚肉(こま切れ) 300g
・玉ねぎ 中サイズ2個
・にんじん 中サイズ1本
・じゃがいも 中サイズ2個
・サラダ油 大さじ2
・水適量
・カレールウ1箱
作り方
①野菜を洗って、皮を剥く(じゃがいもの芽はとる)
②にんじん・玉ねぎ・じゃがいもを薄切りにする
③じゃがいもを水にさらす
④豚肉を一口大にカットする
⑤サラダ油をひき豚肉を炒める
⑥豚肉を皿にあげて、再度サラダ油をひく
⑦にんじん・玉ねぎ・じゃがいもを炒める
⑧豚肉を加えて、具材がかぶる程度の水を入れる
⑨アクをとりつつ煮込み、沸騰したらカレールウを入れる
⑩ルウが溶けてとろみが出たら完成
カレーライスはキャンプ料理のなかでも代表的なメニューのひとつです。大量に作りやすいため、人数が多くなりがちなキャンプにも最適でしょう。
<カレーライスのおすすめポイント>
・一度に大人数分が作れる
・子どもも大人も嫌いな人が少ない
続いてご紹介する料理も、キャンプに最適の定番メニューです。
バーベキュー(BBQ)
「バーベキュー(BBQ)」は自分で火をおこし、肉や野菜、魚介類などの食材をじっくり焼いて味わうキャンプの定番料理のひとつ。アウトドアでバーベキューができるのは、キャンプの醍醐味だといってもいいでしょう。
バーベキューは、老若男女問わずみんなで盛り上がりながら楽しむには最適です。さまざまな食材が使用できるため、定番から奇抜なものまで持ち込んで、食べ比べするのもおすすめですよ。
必要な道具
・ふた付きのフライパンやスキレット
・カセットコンロやバーナー
・薪や炭、豆炭
・着火剤
・キッチンバサミ
・ヘラ
・皿
・菜箸
・焼肉のタレ
材料
・豚肉や牛肉 適量
・イカ・えび・ホタテなど魚介類 適量
・とうもろこし 適量
・キャベツ 適量
・もやし 適量
・しいたけ 適量
・フランクフルト 適量
・ソーセージ 適量
・ほっけ 適量
作り方
①野菜をカットする
②火をおこして野菜を炒める
③キャベツやもやしはサッと炒めて蒸し焼きにする
④保存容器などで食材を保管する
⑤肉類を焼く
⑥フランクフルトやソーセージを炒める
⑦お好みで野菜などを軽く炙る
⑧そのほか特別な食材がある場合はお好みで調理
今回ご紹介した食材はあくまで一部です。定番の食材に加えて、同行者に合わせた食材を持ち込んでおけば、バーベキューがより盛り上がること間違いなしでしょう。
<バーベキュー(BBQ)のおすすめポイント>
・ワイワイ喋りながら食べられる
・さまざまな食材を使用できる
・子どもから大人まで一緒に楽しめる
続いては、バーベキューでも使用できるキャンプ料理の定番メニューをご紹介します。
焼きそば
バーベキューの締めにも使える、キャンプの定番料理「焼きそば」。焼きそばならご飯が炊けない場合でも、手軽に炭水化物を摂取できます。簡単に作れるうえに失敗が少ないので、料理が苦手な人にもおすすめです。
また焼きそばはアレンジがしやすく、変わった味の焼きそばも気軽にチャレンジできます。よほど合わない食材でない限りは失敗しないため、子どもに料理を任せてみるのも楽しいかもしれませんね。
必要な道具
・鉄板やフライパン
・ヘラ
・皿
材料(2人前)
・豚バラ肉 80g
・にんじん 1/4本
・玉ねぎ 1/2個
・ピーマン 1個
・キャベツ 2~3枚
・ウインナー 8本
・天かす 20g
・麺 2玉
・お好みソース
・ラード適宜
・青のり
作り方
①鉄板にラードをひき、麺をひっくり返しながら軽く炒める
②豚バラ肉を約5cmにカットし、炒める
③ほかの食材も豚バラ肉と一緒に炒める
④火がとおったらお好みソースをかける
⑤ソースが混ざったら青のりをかけて完成
このように作り方が簡単なので、お米を炊けない場合は焼きそばで代用するのもいいでしょう。
<焼きそばのおすすめポイント>
・お米と比べて手軽に炭水化物がとれる
・バーベキューの締めに最適
・簡単に作れて失敗が少ない
・アレンジしやすい
以上3種類がキャンプでできる王道の定番メニューです。基本的にはどれも簡単にできるうえ、幅広い世代から支持されているものばかりです。キャンプ料理の初心者であれば、まずは王道メニューから試してみましょう。
変化を求める人向け|おすすめキャンプ料理3選
「王道は作りつくしたから、次は凝ったものを料理したい!」という方に向けて、少し変わったメニューを3種類ほどご紹介します。
肉巻きおにぎり
キャンプでも作れる、宮崎が発祥の料理「肉巻きおにぎり」。おにぎりに薄切りの豚肉を巻いて焼いたあとに、甘辛いタレをからめて食べる斬新なキャンプ料理です。
レシピが簡単なので、子どもたちと楽しみながら作るとキャンプがより盛り上がるでしょう。肉巻きおにぎりはチーズをのせたり、青じそを巻いたりと好みにあわせてアレンジも楽しめます。
必要な道具
・フライパンやスキレット
・カセットコンロ
・割り箸
・ラップ
・ボール
・網
材料
・ご飯 適量
・焼肉のタレ
・片栗粉 適量
・割り箸(作る個数分)
・豚肉バラ肉もしくはロース肉
作り方
①タレでご飯に味付けをする(つなぎとして片栗粉を混ぜても大丈夫)
②ラップに、焼肉の①のご飯を箸で伸ばしながら広げる
③割り箸をのせ、ご飯を巻きつける
④ラップの上に、サイズに合わせて豚肉を重ねる
⑤豚肉を巻きつけて、焼いたら完成
からめるタレは焼肉のタレで十分おいしくできます。料理により変化を与えたいなら、オリジナルのタレを作るのもいいでしょう。
<肉巻きおにぎりのおすすめポイント>
・食べごたえがある
・子どもと一緒に楽しく作れる
・アレンジしやすい
肉巻きおにぎりはおすすめですが、同行者のなかにはお肉とご飯は別にして食べたいという方もいらっしゃるでしょう。そのような方は、次のメニューをぜひ検討してみてくださいね。
チーズリゾット
「チーズリゾット」はご飯をオリーブオイルやバターで炒め、チーズをからめた雑炊風のイタリア料理。同行者にチーズが好きな方が多い場合は、間違いなく喜んでもらえるメニューです。
チーズリゾットの作り方を覚えたら、アウトドアで本格的なイタリア料理が楽しめます。チーズをたくさんのせるなどアレンジを加えることで、子どもたちにも喜んでもらえるはずですよ。
必要な道具
・フライパンやスキレット
・カセットコンロ
・計量カップ
・ヘラ
・皿
材料(2人前)
・米 2カップ
・オリーブオイルかバター 適量
・にんにく 少々
・ベーコン 適量
・玉ねぎ 1/2
・白ワイン 50ml
・コンソメキューブ 1個
・チーズ 適量
・生クリーム 100ml
・水 適量
・塩コショウ 少々
作り方
①玉ねぎをみじん切りにし、ベーコンを食べやすいサイズにカットする
②フライパンにオリーブオイル、もしくはバターをひいて、にんにくを弱火で炒める
③玉ねぎがしんなりするまで炒める
④ベーコンを炒めて、塩コショウをふる
⑤洗った米を入れて、透き通るまで炒める
⑥白ワインを入れて、水分がなくなるまで炒める
⑦全体がかぶる程度に水と、砕いたコンソメを入れて、よく混ぜたあと煮詰める
⑧水を足しつつ、好みの固さまで煮る
⑨生クリームを入れてよく混ぜ、もう一度煮る
⑩チーズを入れ、溶けたら完成
このようにレシピがやや複雑なので、キャンプ初心者だと少し難しいかもしれません。同行者に料理が得意な方がいるなら、一緒に料理してみるのもいいでしょう。
<チーズリゾットのおすすめポイント>
・アウトドアでイタリア料理が味わえる
・チーズ好きな子どもなら喜んでもらえる
・生米から作れる
同行者のなかには、チーズが苦手な方もいらっしゃると思います。その可能性がある場合は、アレンジしやすく多くの人に合わせやすい、次のメニューがおすすめですよ。
ホイル焼き
アルミホイルで食材を包み、蒸し焼きにするだけの簡単キャンプ料理「ホイル焼き」。基本的に包む食材は自由なので、性別・世代問わず同行者の好みに合わせやすいキャンプ料理といえます。また、ホイル焼きなら食材を自由に選べるだけでなく、さまざまな味付けも楽しめます。
必要な道具
・フライパンやスキレット
・カセットコンロ
・アルミホイル
材料(2人前)
・鮭(甘鮭) 2匹
・玉ねぎ 半分
・えのき 半分
・しめじ 半分
・バター 大さじ1
・塩コショウ 少々
・味付け用に好みでポン酢など
作り方
①食材を好みのサイズにカットする
②広げたアルミホイルの上に①をのせる
③②にバターと塩コショウをかけてアルミホイルで包む
④フライパンにホイル焼きをのせ中火で蒸す
⑤約7〜8分経過したら完成
ご紹介した食材はあくまで一例です。ホイル焼きはとにかくアレンジがしやすいので、好みの食材を好みの味付けで作ってみましょう。レシピが簡単であるため、ほかの料理の合間に作るのにも向いています。
<ホイル焼きのおすすめポイント>
・好きな食材を入れられる
・味付けも自由に選べる
・レシピが簡単で失敗しにくい
キャンプ料理に少し変化をつけたい場合は、ここで挙げた3種類のメニューを試してみてくださいね。
お洒落さを求める人向け|おすすめキャンプ料理5選
同行者に大人が多い場合は、お洒落なキャンプ料理を振る舞うのもおすすめです。見た目だけではなく、味にも自信があるキャンプ料理を5種類ほど厳選してご紹介します。
アヒージョ
「アヒージョ」はオリーブオイルとにんにくで食材を煮込むことで完成する、定番のスペイン料理。幅広い食材を入れられるため、同行者に合わせて好みの味にしやすいのも特徴です。アヒージョは意外にレシピが簡単で、手軽に作れますよ。
またお酒のお供にも最適なので、大人同士でキャンプをする際もおすすめです。このあとにご紹介する「パン」との相性も抜群にいいでしょう。
必要な道具
・フライパンやスキレット
・カセットコンロ
・計量カップ
材料(2〜3人前)
・オリーブオイル 100〜300ml(フライパンやスキレットの大きさで調整)
・にんにく 3かけ
・ボイルえび 1パック
・カットタコ 1パック
・きのこ類:しいたけなら6個程度
・鷹の爪 少量
・塩 少々
・お好みでオクラやミニトマト
作り方
①フライパン、もしくはスキレットにオリーブオイルを約2cm入れる
②にんにくをスライスし、鷹の爪と一緒に入れて火にかける
③煮立ったらえび・タコ・きのこを入れてから塩をふる
④きのこまで火がとおったら完成(お好みでオクラやミニトマトを入れる)
このように作り方は簡単なことがわかりますね。実際に料理される際は、同行者の好みやお酒の種類と合わせて、アレンジの仕方を変化させてみましょう。
<アヒージョのおすすめポイント>
・お酒のお供に最適
・幅広い具材を入れられる
・調理法が簡単で作りやすい
・パンとの相性が抜群にいい
続いては大人だけでなく子どもでも楽しめる、イタリア料理の定番メニューのご紹介です。
ピザ
うすい生地の上にソースやさまざまの食材、チーズをのせて焼き上げるイタリア料理の定番メニュー「ピザ」。日本でもお馴染みのピザは、全世代におすすめのキャンプ料理です。
ピザのお洒落な見た目は、大人同士でキャンプをする際にも雰囲気を壊しません。また同行者のなかに子どもが多い場合は、盛り上がること間違いなしです。食材によってさまざまな味のピザが楽しめるのも魅力のひとつ。キャンプでワイワイしながら、斬新な具材のピザを楽しむのもいいでしょう。
必要な道具
・フライパン(できればふた付き)
・クッキングシート
・ヘラ
・アルミホイル
・計量カップ
材料(3枚分)
・強力粉カップ 250ml
・ドライイースト 3g
・塩 少々
・砂糖 小さじ2~3
・油 大さじ1
・40~45℃お湯 80~90ml
・お好みの具 (火のとおりやすいもの)
・ピザソース 適量
作り方
①具材とピザソース以外を混ぜてこねる
②①にラップをかけて10分おく
③クッキングシートに生地をおいて、うすく伸ばす(生地の端を内側に少し折り込むときれい)
④フライパンにのせてソースを塗る
⑤具材を上にのせ、ふたをする(ない場合はアルミホイルで代用)
⑥弱火で10分焼けば完成
見た目を重視して食材を選んでも、味がおいしくまとまりやすいのがピザの特徴です。メインディッシュにも子どものおやつにもなるので、作り方を覚えておくことをおすすめします。
<ピザのおすすめポイント>
・メインにもおやつにもなる
・性別や世代を問わず好きな人が多い
・具材のアレンジがしやすい
続いては、ピザと同じくらいアレンジしやすい、お馴染みのメニューをご紹介しましょう。
パン
キャンプといえば白飯のイメージが強いかもしれませんが、実は「パン」も作れます。キャンプ料理にお洒落さを求める場合は、パンを作ってみるのもいいでしょう。
ジャムやバターなどを持ち込めば、さまざまな味のパンが簡単に味わえます。白ご飯をメインに作って、おやつにパンを食べるといった楽しみ方をするのもいいかもしれませんね。
必要な道具
・メスティン
・ジップロック
・バーナー
・計量カップ
馴染みがない方もいらっしゃると思いますが、「メスティン」とはアルミ製の飯ごうのことを指します。炊飯はもちろんのこと、食材を煮たり焼いたりする際にも使える、キャンプでは定番の万能クッカーです。
材料(約3人分)
・強力粉 カップ1杯
・砂糖 小さじ1杯
・塩 少々
・オリーブオイル 小さじ1杯
・バター 適量
・ハチミツ 小さじ2杯
・イースト菌 3g
・水 適量
作り方
①水70mlに砂糖・オリーブオイル・イースト菌を入れて、混ぜる
②強力粉をジップロックに入れ、塩を入れる
③②に①を3回に分けて入れたあと、よく混ぜる
④混ぜ終わったらハチミツを入れて混ぜる(粘りがあるなら強力粉を足す)
⑤できるかぎり真空状態にして、40℃で15分発酵させる
⑥メスティンにバターを塗り、➄を入れて俵型にする
⑦さらに40℃で15分ほどメスティンに入れたまま発酵させる
⑧バーナーの弱火で炙る
⑨生地が膨らむまで待つ
⑩極弱火で表面5分、裏面5分、再度表面を2分焼いて、完成
パンを一から作るのはやや手間はかかりますが、形を自分で成形できるため、お洒落さをより演出することが可能です。同行者に子どもがいる場合は、一緒に作ってみるのも楽しそうですね。
<パンのおすすめポイント>
・ジャムやマーガリンなど、それぞれが好みの味で食べられる
・焼きたてのパンが食べられる
・メインにもおやつにもできる
次はキャンプではなかなか見ることが少ないメニューのご紹介です。とにかくお洒落なキャンプ料理を求めている場合は、ぜひ検討してみましょう。
花餃子
「花餃子」はその名のとおり、花の形をした餃子料理。キャンプ料理をする際に華やかな一品がほしいときは、とくに重宝するメニューです。
餃子を花の形状に作り上げることは、一見難しく感じてしまう方も多いでしょう。しかし花模様に巻く作業は意外に簡単です。みんなでワイワイしながら一緒に作ることもできます。
お洒落な見た目で斬新な料理であることもあり、SNS用の写真撮影にも向いています。
必要な道具
・大きいボール
・大きい皿
材料(6人分:約30個)
・豚ひき肉 600g
・塩コショウ 適量
・白菜 5枚
・生姜 2片
・にんにく 2片
・アボカド 1個
・えび 180g
・餃子の皮 90枚
・水 適量
・ごま油 大さじ1
・お好きなタレ 適量
作り方
①塩コショウで豚ひき肉に味付けをする
②白菜・生姜・にんにくを刻んで入れ、混ぜる
③1cm大にカットしたアボカドとえびを入れて混ぜる
④餃子の皮を端が重なるように3枚並べ、重なる部分に水をつける
⑤④の上に③で混ぜ終わったものをのせる
⑥具材の上の部分に水をつけ、包むように閉じる
⑦端から内側に巻いていき、最後の重なる部分に水をつけてとめる
⑧フライパンにごま油をひき、餃子を並べる
⑨餃子を焼いていき、数分たったら水を入れ蒸し焼きにして完成
見た目がお洒落なことはもちろん、餃子として味を楽しめるのも花餃子をおすすめする理由です。同行者に女性が多い場合は、とくに喜んでもらえるキャンプ料理のひとつになるでしょう。
<花餃子のおすすめポイント>
・お洒落な見た目で写真映えする
・華やかな一品がほしいときには最適
最後に、お洒落でかつインパクトのある見た目のキャンプ料理をご紹介します。
丸ごとロールキャベツ
その名のとおり、キャベツを丸ごと1個使って作る「丸ごとロールキャベツ」。通常のロールキャベツのようにキャベツの葉を巻いて作るわけではないため、見た目の印象に反してお手軽に作れます。
インパクトがあり、見るだけでも十分楽しめるキャンプ料理といえるでしょう。またその見た目ゆえ、花餃子と同じくSNS用の写真で使用しても注目を集められるはずです。とにかくボリューム満点で、ロールキャベツ好きなら思う存分その味を堪能できますよ。
必要な道具
・ダッチオーブン
・ボール
・包丁
「ダッチオーブン」とは、煮たり焼いたり蒸したりと基本的な調理をなんでもこなせる万能鍋です。持っていない方は、キャンプの前に準備しておくのもいいかもしれませんね。
材料(3〜4人分)
・キャベツ 1玉
・ハンバーグのタネ 200~300g
・コンソメキューブ 2個
・塩コショウ 適量
・お好みでじゃがいもやにんじん、ウインナーなど
作り方
①ボールでハンバーグのタネを作る
②キャベツの芯をくり抜き、ほかの食材をカットしておく
③キャベツのくり抜いたなかに①を詰める
④温めておいたダッチオーブンに油をひき、③を入れる
⑤ほかの食材とコンソメも入れる
⑥水を半分つかる程度入れて、ふたをする
⑦およそ2時間煮込む
⑧十分火がとおったのが確認できたら完成
キャンプ料理にインパクトがほしいときは、定番メニューと一緒に丸ごとロールキャベツを作ってみましょう。上記のメニューどおりに作れば、意外と簡単に作れますよ。
<丸ごとロールキャベツのおすすめポイント>
・ボリュームたっぷりのロールキャベツが食べられる
・巻く必要がないため簡単に作れる
・見た目にインパクトがあり、写真映えする
ここまで、見た目でも楽しめるキャンプ料理を5種類ほどご紹介しました。
キャンプ料理を作る際は、事前にある程度目的を決めておくことでメニューを絞れます。キャンプ初心者ならまずは王道メニューからチャレンジして、徐々にレパートリーを増やしていきましょう。
まとめ
今回はキャンプ料理のメニューで悩んでいる人に向けて、種類やおすすめレシピ、注意点について詳しく解説してきました。
キャンプでトラブルが起きてしまうと、せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまいます。トラブルを避けるためにも、キャンプ料理を振る舞う際は、以下の3つのポイントに注意しましょう。
<キャンプ料理の注意点>
・同行者にアレルギー持ちがいないか確認する
・ガス缶の保管方法に注意する
・締め切ったテント内で料理を絶対しない
上記のポイントを意識しながら、目的別にキャンプ料理のメニューを考えていきましょう。
キャンプ料理を作ってみようと考えている人は、ぜひ今回の記事を参考にして、目的に合った料理を選んでみてくださいね。