近年、動画配信(VOD)サービスに加入している人は多くなっています。毎月一定額を支払うだけで動画がたくさん観られるのは、とても便利ですよね。しかし、毎月支払うものであるからこそ、料金を安く済ませたい方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コスパがよくて楽しめるVODサービスを探している人に向けて、注目すべきポイントやおすすめの配信サイトを詳しくご紹介します。
またVODサービスを選ぶときは、安さだけではなく以下のポイントを意識することも重要ですよ。
<安さ以外で注目すべきポイント>
- 見放題の作品数に満足できるか
- 観たいジャンルがあるか
- ダウンロード機能など機能性は充分か
上記のポイントを加味したうえで料金面を考えると、以下の5つがおすすめです。
<コスパのよいVODサービス5選>
- Amazonプライムビデオ
- dTV
- U-NEXT
- Netflix
- Hulu
なお後半では、裏技を使ってさらに安くVODサービスを利用する方法もご紹介しています。この記事を読めば、月額料金以上に楽しめるVODサービスがわかるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
VODサービスの安さ以外で注目すべきポイント
月額料金の安さだけでVODサービスを選んでしまうと、「視聴したい作品に対応していなかった」と後悔するかもしれません。VODサービスは、安さだけではなく以下3つのポイントも意識して選びましょう。
<安さ以外で注目すべきポイント>
- 見放題の作品数に満足できるか
- 観たいジャンルがあるか
- ダウンロード機能など機能性は充分か
上記3項目について、詳しく解説していきます。
見放題の作品数に満足できるか
VODサービスを選ぶ際は、見放題作品が多いかどうかが重要なポイントです。いくら月額料金が安くても、見放題の作品数が少ない場合は、トータルで割高になる可能性があります。
VODサービスは、「完全見放題」と「見放題+レンタル」という、2つの料金タイプに分けられます。完全見放題でない場合は、視聴するために追加料金が発生する場合もあるのです。そのため、視聴したい作品がどれだけ見放題の範囲内に入っているかで、コスパが変わってきます。
観たいジャンルがあるか
VODサービスに、視聴したいジャンルがしっかり対応されているかどうかも重要なポイントです。
たとえば、フジテレビ系の国内ドラマを視聴したいのに、日テレ系に強い「Hulu」に登録してしたり、ディズニー作品が目当てなのに「dアニメストア」に登録したりしても、探している作品はみつかりにくいでしょう。
VODサービスは、それぞれ得意なジャンルやテレビ局が異なります。視聴したいジャンルがある場合は、事前に傾向をつかんでおくことが大切です。
ダウンロード機能など機能性は充分か
VODサービスは、各社で便利機能が用意されています。おもな機能は以下のとおりです。自分はどの機能が必要かを、事前に把握しておくといいでしょう。
<おもな機能>
- 高画質対応
- 同時接続台数
- 検索の範囲指定
- ダウンロード機能
- テレビでも視聴可能か
- 再生中の字幕吹き替え切替
- 10秒スキップや巻き戻し機能
とはいえ、「自分にどの機能が必要かわからない」「思っていた機能と違っていたらどうしよう」と、不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。その場合は、無料お試し期間を利用すると安心です。VODサービスは、2週間か31日間の無料利用期間が定められている場合が多いため、どのような機能かを実際に体験できますよ。無料お試し期間を利用しつつ、自分に必要な機能を見極めて、VODサービスを選ぶようにしましょう。
コスパのよいVODサービスはここだ!
実際に、おもなVODサービス全10社を比較してみました。
【VODサービスの比較表】
サービス名 | 見放題作品数 | 月額料金 | 1本あたりの単価 |
U-NEXT | 180,000本以上 | 2,189円 | 0.01 |
Amazonプライム | 不明(基本的に非公表) 10,000本以上(見放題のみで) | 500円/月 4,900円/年 | 0.05(基本的に非公表であるため推定の数値) |
Hulu | 70,000本以上 | 1,026 円 | 0.01 |
Netflix | 不明(非公表) | ベーシック:990円 スタンダード:1,490円 プレミアム:1,980円 | 不明(非公表) |
dTV | 120,000本以上 | 550円 | 0.01 |
FODプレミアム | 約20,000本 | 976円 | 0.05 |
Paravi | 不明(非公表) | 1,017円 | 不明(非公表) |
TSUTAYA TV | 10,000本以上 | 1,026円 | 0.1 |
dアニメストア | 4,200本以上 | 440円 | 0.1 |
Disney+ | 不明(非公表) | 770円 | 不明(非公表) |
見放題作品数を公表していないVODサービスがいくつかあるため、すべてを料金で比較することは難しいですが、「U-NEXT」「Hulu」「dTV」の単価が安いことは判断できます。比較表を踏まえたうえで、コスパがよくて楽しめるVODサービスは、以下の5つです。
<コスパのよいVODサービス>
- Amazonプライム
- dTV
- U-NEXT
- Netflix
- Hulu
次の項目で、それぞれ詳しく解説していきます。
Amazonプライムビデオ【月額500円】
コスパのよさと満足度でVODサービスを選ぶのであれば、断トツで「Amazonプライム」がおすすめです。
【Amazonプライム概要表】
料金 | 500円/月 4,900円/年(実質408円/月) |
作品数 | 不明(非公表) |
同時ログイン数 | 3台(同じ作品の場合は2台) |
ダウンロード再生 | ◯ |
無料お試し期間 | 30日間 |
Amazonプライムの魅力は、月額料金を支払うだけで動画視聴以外のサービスも受けられることです。
たとえば、さまざまな音楽や書籍を楽しめたり、Amazonでの配送料が無料になったりと、動画視聴を目的としなくても加入する価値があります。
<動画視聴以外のサービス>
- Prime Music
- Prime Reading
- Amazon Photos
- Amazonでの購入にかかる配送料が無料
また、スマホで特定のプランに加入することで利用料金が無料になったり、電気会社によっては契約するだけで月額料金が1年間無料になったりと、さらに安くすることも可能です。
月額500円でこれほどボリュームのある特典が受けられるのは、Amazonプライムだけです。コスパのよいVODサービスを契約したい人は、最初に検討するといいでしょう。
<Amazonプライムのおすすめポイント>
- 月額料金が安い
- Amazonの送料が無料になる
- 音楽や書籍も聴き放題、見放題になる
- 上記以外にも特典が多い
- スマホや電気などのパック料金でさらに安くできる
- オリジナル作品が楽しめる
dTV【月額550円】
Amazonプライムと並んで、コスパがよいVODサービスの代表格に挙げられるのが「dTV」です。
【dTV概要表】
料金 | 月額550円 |
作品数 | 見放題120,000本以上 |
同時ログイン数 | 1台 |
ダウンロード再生 | ◯ |
無料お試し期間 | 31日間 |
dTVは、月額550円で12万本以上もの作品数が見放題になる、コスパ抜群のVODサービスです。映画や韓国ドラマ、アーティストやお笑いのライブ映像など、対応しているジャンルも幅広く、dTVでしか視聴できないオリジナル作品まで楽しめます。
dTVはコスパだけでなく、12万もの作品数のなかに「闇金ウシジマくん」や「BTS」のライブ映像など、人気の動画も多く含まれています。さらに、「Da-iCEのヂカン」など、dTVだけでしか観られない動画を楽しむことも可能です。
dTVオリジナル作品に興味がある人や、とにかく安くてたくさん動画を楽しみたい人には、コスパ抜群のdTVに登録してみましょう。
<dTVのおすすめポイント>
- 月額料金が安い
- オリジナル作品が豊富
- 12万以上の幅広い作品が楽しめる
- アーティストやお笑いライブが視聴できる
U-NEXT【月額2,189円】
「U-NEXT」は見放題作品数No.1なうえ、毎月1,200ポイントをもらえるコスパのよいVODサービスです。
【U-NEXT(ユーネクスト)概要表】
料金 | 月額2,189円 |
作品数 | 200,000以上(見放題:約180,000本) |
同時ログイン数 | 4台 |
ダウンロード再生 | ◯ |
無料お試し期間 | 31日間 |
U-NEXTはとにかく作品数が多く、アニメやドラマなどさまざまな動画が見放題で楽しめるところが魅力的なVODサービスです。
また、ひとつの契約につき最大4アカウントまで利用できます。そのため、ひとり分に換算すると「2,189円÷4アカウント」で毎月約547円という安さです。さらに、毎月もらえる1,200ポイントで新作を2本ほど無料視聴できるので、実質料金はさらに安くなりますね。
なお、U-NEXTを契約すれば、漫画や雑誌などで電子書籍も見放題になります。動画視聴だけではなく、読書好きな人にもおすすめですよ。
<おすすめポイント>
- とにかく作品数が多い
- 毎月1,200ポイントがもらえる
- アカウントを4つまで利用できる
- 電子書籍も楽しめる
Netflix(ネットフリックス)【月額880~1,980円】
「Netflix」は、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」から自分に合ったプランを選べます。無駄なく、コスパを求める人におすすめなVODサービスです。
【Netflix(ネットフリックス)概要表】
料金 | ・ベーシック:990円 ・スタンダード:1,490円 ・プレミアム:1,980円 |
作品数 | 不明(非公表) |
同時ログイン数 | ・ベーシックプラン:1台 ・スタンダードプラン:2台 ・プレミアムプラン:4台 |
ダウンロード再生 | ◯ |
無料お試し期間 | なし |
Netflixは、どのプランでも視聴できる作品数に違いはありません。そのため、画質にこだわらない人や同時視聴台数が少なくても問題ない場合は、もっとも月額料金が安いベーシックプランで問題ありません。
なおNetflixは、他社にはない世界的に人気のオリジナル作品を多く取り扱っています。日本でも話題の「愛の不時着」や「梨泰院クラス」は、ここでしか観られません。最近では、国内作品の「今際の国のアリス」が世界的にヒットしたこともあり、今後よりいっそう盛り上がりが期待されています。
Netflixは、自分に合った料金プランでさまざまな人気作品を楽しめるため、コスパがよく楽しめるVODサービスといえるでしょう。
<Netflixのおすすめポイント>
- 完全見放題で視聴できる
- 3つの料金プランから選べる
- 世界で人気のオリジナル作品が楽しめる
Hulu【月額1,026円】
比較表でもわかるように、「Hulu」は1本あたりの単価が低く、U-NEXTやdTVと同程度を誇っているVODサービスです。
【Hulu(フール―)概要表】
料金 | 月額1,026円 |
作品数 | 70,000本以上(全作品見放題) |
同時ログイン数 | 1台 |
ダウンロード再生 | ◯ |
無料お試し期間 | 2週間 |
Huluは完全見放題のVODサービスのため、70,000本以上もの作品数を月額1,026円ですべて視聴可能です。
取り扱っているジャンルは、海外ドラマや日テレ系のテレビ番組が多く、今回ご紹介したなかでは少し偏りがあるかもしれません。そのため、これらのジャンルと自分の好みがマッチしていない場合は、事前にラインナップを確認してみることをおすすめします。
ただし、海外ドラマや日テレ系のドラマが好きな人であれば、ジャンルが絞られたなかでの70,000作品がすべて見放題になるので、コスパがもっとも高く感じるVODサービスといえるでしょう。
<Huluのおすすめポイント>
- 海外ドラマが充実している
- 日テレ系を中心に国内作品が多い
- 単価ではU-NEXTやdTVと同程度のコスパ
さらに安く利用できる裏技
ここでは、VODサービスをより安く利用できる裏技をご紹介します。それぞれどのようなものなのか、詳しくみていきましょう。
VODサービスが付いてくるプラン
スマホ料金や電気料金、ガス料金プランによっては、対応しているVODサービスの月額料金が無料になる場合があります。VODサービスが付いてくるプランの一部を、以下の表でまとめてみました。少しでも安くしたい人は、ぜひ確認してみましょう。
【VODサービスが付いてくるプラン】
スマホ料金のプランに付いてくるもの | ・Netflix(au) ・TELASA(au) ・Amazonプライム(au) ・Paravi(au) ・FODプレミアム(au) |
電気料金のプランに付いてくるもの | ・Amazonプライム(東京電力EP など) ・U-NEXT(関西電力) ・Hulu(丸紅新電力) |
ガス料金のプランに付いてくるもの | ・Amazonプライム(大阪ガス) |
インターネット料金のプランに付いてくるもの | ・Netflix(eo光ネット) |
ここでも複数のサービスに対応している、Amazonプライムのコスパの高さが光っていますね。対応しているVODサービスは限定的ではありますが、自分が利用できそうなプランがある場合は一度確認してみましょう。
1年無料でVODサービスが利用できるなどの入会特典
スマホや電気などの入会特典のなかには、VODサービスの利用料金が1年間無料になったり、そのまま永年無料になったりするものがあります。
【入会特典の種類】
Amazonプライム | ・ドコモのギガプラン加入(1年無料) ・CDエナジー(永年) |
Netflix | ・eo光ネット新規申し込み(1年無料) |
U-NEXT | ・So-net新規申し込み(2,000ポイントプレゼント) ・メガエッグ新規申し込み(2,000ポイントプレゼント) |
FODプレミアム | ・SAISON CARD Digital新規入会(6ヶ月無料) |
このようにVODサービスによっては、有料動画の視聴に利用できるポイントがもらえるなど、さまざまな入会特典にも対応しています。とはいえ、入会特典を受けるために無理に契約すると割高になってしまう可能性もあるので、利用できそうなサービスの範囲内で検討してみましょう。
まとめ
今回は、コスパがよくて楽しめるVODサービスを探している人に向けて、注目すべきポイントやおすすめの配信サイトについて詳しく解説してきました。
VODサービスを選ぶ際は、月額料金の安さも重要ですが、利用して満足できるかをイメージすることも大切です。そのためには、以下のポイントを意識しましょう。
<安さ以外で注目すべきポイント>
- 見放題の作品数に満足できるか
- 観たいジャンルがあるか
- ダウンロード機能など機能性は充分か
結論、上記のポイントからコスパがよくて楽しめるVODサービスは以下の5つです。
<コスパのよいVODサービス5選>
- Amazonプライムビデオ:動画視聴以外のさまざまな特典が受けられる
- dTV:月額550円で12万以上の見放題作品が楽しめる
- U-NEXT:圧倒的な見放題作品数と4つまでアカウントを利用できる
- Netflix:3つのプランから選べて無駄がなくせる
- Hulu:完全見放題で1本あたりの単価が安い
このなかでコスパがもっとも高いのは、Amazonプライムです。一方、ほかのVODサービスもじゅうぶんおすすめなので、自分の好きな作品を多く取り扱っているところに加入すると間違いないでしょう。
なおVODサービスによっては、スマホプランに付いてくる場合や、ネット回線の契約で月額利用料金が年間無料になるという裏技も使えます。契約できそうなサービスがある場合は、入会特典でより安くVODサービスを楽しめますので、事前に確認しておきましょう。
ぜひ今回の記事を参考にして、コスパがよくて楽しめるVODサービスをみつけて、快適な動画ライフを過ごしてくださいね!