NetflixやAmazonプライムビデオの利用を考えている人のなかには、「テレビで視聴したいけれど、接続の方法がわからない」という人も多いのではないでしょうか。接続方法が難しそうだから、動画配信サービスの利用自体を諦めている人も少なくないでしょう。
結論からいうと、動画配信サービスをテレビで利用するのはそれほど難しくありません。動画配信サービスについて何も知らないという人でも、以下の4つの方法を活用すれば、かんたんにテレビで視聴できるようになりますよ。
<テレビで動画配信サービスを楽しむ方法>
- スマートテレビを購入する
- メディアストリーミングデバイスで接続をする
- ゲーム機器で接続をする
- ケーブルで接続をする
またテレビで動画配信サービスを楽しむなら、以下の3社がおすすめです。
<テレビで楽しむのにおすすめな動画配信サービス>
- U-NEXT
- Hulu
- Amazonプライムビデオ
今回はテレビで動画配信サービスを視聴したいと考えている人に向けて、接続方法やおすすめの動画配信サイトについて詳しく解説していきます。この記事を読めば、動画配信サービスをテレビに接続する方法がわかるので、ぜひ参考にしてくださいね。
まずはテレビの動画配信サービス対応状況を確認しよう
テレビが動画配信サービスに対応している場合、特別なことをしなくても、すぐに視聴できるようになる可能性があります。まずは自宅のテレビがネットに接続できる、「スマートテレビ」であるかどうかを確認しましょう。
ちなみにスマートテレビというのは、ネットに接続するだけで動画配信サービスを利用できるようになるテレビのことです。自宅のテレビがスマートテレビなのかわからない人も多いかもしれませんが、最近購入したテレビであれば、対応している可能性はじゅうぶんあります。
まずは各メーカーの公式サイトにアクセスし、自宅のテレビがスマートテレビかをたしかめてみましょう。なおスマートテレビであっても、利用できる動画配信サービスが決められている場合が多くあります。まずはメーカーごとにどの動画配信サービスに対応しているかを、以下の表で確認してみましょう。
【メーカーごとの対応している動画配信サービス】
メーカー名 | 対応している動画配信サービス名 |
ソニー | U-NEXT・Hulu・Netflix・TSUTAYA TV・Rakuten TV・YouTube |
SHARP | U-NEXT・Hulu・Netflix・TSUTAYA TV・Rakuten TV・ひかりTV ・YouTubeなど |
パナソニック | U-NEXT・Hulu・Netflix・dTV・DAZN・Paravi・YouTube |
東芝 | Amazonプライムビデオ・U-NEXT・Netflix・DAZN・TSUTAYA TV・ひかりTV・dTVなど |
このようにおもな動画配信サービスであれば、基本的にどのメーカーでも網羅されている可能性は高いでしょう。ただし、テレビの機種によっては対応していない場合もありえるので、やはりメーカーの公式サイトで詳細を確認したほうが正確です。
動画配信サービスをテレビで楽しむ3つの方法
スマートテレビでなかったり、テレビを買い換える余裕がなかったりした場合でも、ほかに動画配信サービスを視聴する方法はあります。むしろ視聴する方法によっては、スマートテレビより快適に利用できるようになるかもしれません。テレビで動画配信サービスを利用する方法は、おおまかに分けると以下の3つです。
<動画配信サービスをテレビで視聴する方法>
- メディアストリーミングデバイスで接続をする
- ゲーム機器で接続をする
- ケーブルで接続をする
詳しくはこのあとご紹介していきます。そのなかで自分に合った接続方法を見つけてみてくださいね。
メディアストリーミングデバイスで接続をする
まずは、メディアストリーミングデバイスをテレビに接続する方法です。メディアストリーミングデバイスとは、動画配信サービスをテレビに映し出してリモコンで操作できるようにする端末のことを指しています。
ネット接続できる環境でメディアストリーミングデバイスを接続さえしてしまえば、驚くほどかんたんに動画配信サービスを視聴できるようになりますよ。このあとご紹介する2つの方法と比べても、手軽さと快適さではもっともおすすめな方法なので、最優先で検討してみてくださいね。
対応しているゲーム機を持っていない人、HDMI端子があるテレビを使用している人には、とくにおすすめできる方法です。最近のテレビであれば、HDMI端子がついているタイプのものがほとんどであるため、HDMI端子があるかを気にする必要は基本的にありません。
またメディアストリーミングデバイスには、2つのタイプがあります。単体でテレビに映し出して付属のリモコンで操作するタイプと、スマホやタブレットを連動させて操作するタイプです。それでは、具体的にメディアストリーミングデバイスの一部をご紹介していきましょう。
Fire TV Stick
「Fire TV Stick」とは、Amazonから販売されているメディアストリーミングデバイスです。スティック状のデバイスをテレビのHDMI端子に接続するだけで、かんたんに動画配信サービスを利用できるようになります。Fire TV Stickでは、付属のリモコンを使用しますが、ボタンが少なく反応がよいため、はじめての方でも安心して操作できますよ。
また定期的にアップデートされており、そのたびに着実に進化していることも特徴的です。Amazonの大型セールの時期に安くなることが多いので、購入する際はタイミングに注意しましょう。
Chromecast
「Chromecast」では、キャスト機能やミラーリング機能によって動画配信サービスをテレビに映し出せます。ちなみにキャスト機能とは、Chromecast専用のアプリ「Smart Cast for Chromecast」を操作してテレビ画面に映し出す機能のことです。
ただしChromecastは、すべてのユーザーが使用できるわけではありません。Googleのアプリをインストールする必要があるため、Googleから販売されているスマホを所持していなければならないというデメリットがあります。
Apple TV
「Apple TV」は、Appleから販売されているメディアストリーミングデバイスです。AppleのデバイスであることからiPhoneやiPadに最適化しており、それら端末をリモコンにして操作します。
またミラーリング機能を使えば、iPhoneの画面をテレビに映し出すことがかんたんにできます。写真や動画をほかの人と共有したい場合にも便利です。ただし、ほかのメディアストリーミングデバイスと比べて、デバイスの価格が高いというデメリットがあります。そのため、まずは別のデバイスを検討したあとに、どちらがよいかを選ぶのがおすすめです。
2021年7月05日時点の端末価格を比較してみましたので、デバイスを購入する際の参考にしてみましょう。
【端末料金の比較】
Fire TV Stick | 4,980円 |
Chromecast | 5,073円 |
Apple TV | 21,800円 |
ゲーム機器で接続をする
ゲーム機器によっては、ネット接続することで動画配信サービスを利用できる場合があります。しかし、テレビと同じようにゲーム機器によって対応している動画配信サービスが異なるので注意が必要です。また以前まで対応していたとしても、現在はサービス終了している場合も珍しくありません。後悔しないように、ゲーム機器が視聴したいサービスに対応しているかを事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
ネット接続さえすればかんたんに動画配信サービスを利用できるため、対応しているゲーム機を持っている人にはおすすめな接続方法です。ほかの方法のように、別途デバイスやケーブルを購入する必要がなく、手軽に接続できる点はメリットになるでしょう。
動画配信サービス別にまとめましたので、自分が持っているゲーム機器でどのサービスが利用できるのか確認してみてくださいね。
【ゲーム機器と対応している動画配信サービス】
動画配信サービス | 対応ゲーム機 |
Hulu | PS4、PS5 |
U-NEXT | PS4、PS5 |
Amazonプライムビデオ | PS3、PS4、PS5、Xbox |
Netflix | PS3、PS4、PS5、Xbox |
なお、ゲーム機器のほかにブルーレイレコーダーでも動画配信サービスは利用できます。ブルーレイレコーダーを使用している場合は、テレビと同じように各メーカーの公式サイトにて対応しているかを確認してみましょう。
ケーブルで接続をする
スマホやタブレットをHDMIケーブルでつなぐ方法でも、テレビで動画配信サービスを利用できます。メディアストリーミングデバイスや、ゲーム機器の接続が面倒だなと感じた人でも、この方法なら利用しやすいのではないでしょうか。スマホやタブレットを持っていて、手軽に動画配信サービスを利用したい人にはとくにおすすめな方法です。
ただしスマホの機種によっては、さらにHDMIアダプタが必要であったり、つねに有線接続しなければならなかったりと、デメリットもあるので注意しましょう。これからHDMIケーブルを購入する場合は、有線接続でも気にならない長さのものを購入することをおすすめします。
テレビで楽しむのにおすすめの動画配信サービス
テレビに接続する方法が見つかったら、今度は自分に合った動画配信サービスを見つけましょう。テレビで動画配信サービスを利用するなら、「U-NEXT」「Hulu」「Amazonプライムビデオ」の3つがおすすめです。
【おすすめな動画配信サービスの比較表】
U-NEXT | Hulu | Amazonプライムビデオ | |
見放題作品数 | 180,000本以上 | 70,000本以上 | 不明(非公表) 10,000本以上(見放題のみで) |
月額料金 | 2,189円 | 1,026 円 | 500円/月 4,900円/年 |
料金プラン | 見放題+レンタル | 完全見放題 | 見放題+レンタル |
ダウンロード機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
得意ジャンル | ・映画 ・アダルト | ・海外ドラマ ・国内ドラマ (日本テレビ系) | オリジナル作品 |
無料お試し期間 | 31日間 | 2週間 | 30日間 |
このように動画配信サービスによって、作品数や月額料金、得意ジャンルは大きく異なります。自分に合った動画配信サービスを選ぶためには、それぞれの特徴をしっかり把握したうえで比較することが重要です。動画配信サービスの特徴についてそれぞれひとつずつ解説していくので、どれが自分に合うか考えながら読み進めてみましょう。
<おすすめの動画配信サービス>
- U-NEXT
- Hulu
- Amazonプライムビデオ
U-NEXT
「U-NEXT」は、ほかの動画配信サービスと比較してもとにかく作品数が圧倒的です。視聴したい動画が特別決まっているわけではない場合は、とりあえずU-NEXTを選んでおけば満足できる可能性は高いでしょう。
【U-NEXTの概要表】
料金 | 月額2,189円 |
作品数 | 200,000本以上(見放題:約180,000本) |
得意なジャンル | ・映画 ・アダルト |
同時ログイン数 | 4台 |
ダウンロード再生 | ◯ |
再生中の字幕切替機能 | ◯ |
画質 | ・SD ・HD ・フルHD ・4K |
無料お試し期間 | 31日間 |
ただし、月額料金が高いと感じる人も多いでしょう。たしかにU-NEXTの月額料金は、2,189円と他社よりやや高めではありますが、実は実質料金に換算するとそれほど高いわけではありません。U-NEXTでは毎月1,200円分のポイントを配布しているため、実質毎月989円で利用できるという見方もできるわけです。
スマートテレビを所持している場合、そのままテレビでU-NEXTを視聴できます。また、対応しているゲーム機器やブルーレイレコーダーを持っている場合も、そのまますぐに視聴できますよ。
また、対応機器をどれも所持していない人でも、メディアストリーミングデバイスやHDMIケーブルを別途購入すれば視聴可能です。
<おすすめポイント>
- とにかく作品数が多い
- 毎月1,200ポイントがもらえる
- アカウントを4つまで利用できる
- 電子書籍も楽しめる
Hulu
「Hulu」は、海外ドラマや日本テレビ系の国内ドラマに特化した動画配信サービスです。完全定額制で、別途レンタル料金がかかる心配もなく、どの作品もすべて見放題で楽しめます。
【Huluの概要表】
料金 | 月額1,026円 |
作品数 | 70,000本以上(全作品見放題) |
得意なジャンル | ・海外ドラマ ・国内ドラマ(日本テレビ系) |
同時ログイン数 | 1台 |
ダウンロード再生 | ◯ |
再生中の字幕切替機能 | ✕ |
画質 | ・SD ・HD ・フルHD ・4K |
無料お試し期間 | 2週間 |
日本テレビ系の国内ドラマの見逃し配信や、過去の作品が楽しめるのはもちろんのこと、Huluでしか視聴できないスピンオフ番組も視聴できます。さらに海外ドラマについては、見逃し配信や過去作品に加えて、リアルタイム配信も楽しめるため、現地とほぼ同じタイミングで視聴することも可能です。
スマートテレビがご自宅にあれば、テレビでかんたんにHuluを視聴できます。また、対応しているゲーム機器やブルーレイレコーダーを持っている場合も、そのまますぐに視聴可能です。
なお、メディアストリーミングデバイスやHDMIケーブルを別途購入すれば、対応機器を所持していない人でも視聴できます。
<おすすめポイント>
- 海外ドラマが充実している
- 日本テレビ系を中心に国内作品が多い
- 単価ではU-NEXT、dTVと同程度のコスパ
Amazonプライムビデオ
「Amazonプライムビデオ」は、Amazonプライム会員の特典のひとつにあたる動画配信サービスです。同時にさまざまな会員特典も利用でき、トータルでみるとコスパが抜群に高いサービスといえます。
【Amazonプライムビデオの概要表】
料金 | 500円/月 4,900円/年 |
作品数 | 不明(非公表) |
得意なジャンル | オリジナル作品 |
同時ログイン数 | ・3台(同じ作品の場合は2台) |
ダウンロード再生 | ◯ |
再生中の字幕切替機能 | ✕ |
画質 | ・SD ・HD ・フルHD ・4K |
無料お試し期間 | 30日間 |
価格か安いため、動画のラインナップが頼りないのでは、と思うかもしれません。しかしAmazonプライムビデオでは、定番の作品からオリジナル作品まで幅広いジャンルを視聴できます。とくにオリジナル作品については、Amazonプライムビデオでしか視聴できない人気作品が目白押しです。Amazonの発送料を無料にするためやAmazon Musicなど、ほかの特典目当てでプライム会員に登録している人も多いと思いますので、興味がある人はこの機会にぜひ利用してみましょう。
テレビでAmazonプライムビデオを視聴するには、スマートテレビを所持している場合そのまますぐに利用できます。また、対応しているゲーム機器やブルーレイレコーダーを持っている場合も、そのまますぐに視聴可能です。対応機器をどれも所持していない人でも、メディアストリーミングデバイスやHDMIケーブルを別途購入すれば視聴できるため、購入してみましょう。
<おすすめポイント>
- 月額料金が安い
- Amazonの送料が無料になる
- 音楽や書籍も聴き放題、見放題になる
- 動画以外の特典が多い
- オリジナル作品が楽しめる
まとめ
今回はテレビで動画配信サービスを視聴したいと考えている人に向けて、接続方法やおすすめの配信サイトについて詳しく解説してきました。結論、テレビで動画配信サービスを楽しみたいなら、以下4つの接続方法のなかから利用しやすい方法を選びましょう。
<テレビで動画配信サービスを楽しむ方法>
- スマートテレビを購入する
- メディアストリーミングデバイスで接続をする
- ゲーム機器で接続をする
- ケーブルで接続をする
また、テレビで動画配信サービスを楽しむ場合、以下の3社がおすすめです。
<テレビで楽しむのにおすすめな動画配信サービス>
- U-NEXT:作品数が圧倒的
- Hulu:海外ドラマや日本テレビ系の国内ドラマに強い
- Amazonプライムビデオ:コスパが抜群
動画配信サービスは、それぞれ作品数や月額料金、サービス内容が異なるため、特徴をしっかり把握したうえで選択する必要があります。テレビに動画配信サービスを接続する方法が決まったら、自分に合う動画配信サービスを見つけて、ドラマや映画を思う存分楽しんでくださいね。